第52回ミス日本コンテスト2020 グランプリ受賞、慶大文学部人文社会学科3年 小田安珠さんインタビュー

Q:受賞おめでとうございます。今のお気持ちはいかがでしょうか?

A:純粋に、驚きが先にきました。少し遅れて喜びも感じましたが、同時に、このタスキの重みを感じました。今は1番、責任感を感じております。

Q:これから1年間、先輩ミス日本のように、沢山の活動に取り組まれますが、どんなミス日本になりたいでしょうか?

A:1分間の自己PRでもお話ししたんですが、私は色々な人や、人だけではなく物にじっくり耳を傾けて、そこから知り得るものに凄く興味を持っています。

アナウンサーとして活動していくにあたって、伝える前に1番大切なことは耳を傾けることだと思っています。

つまり、沢山のこれから出会う方々や場所、物に、じっくりと耳を傾けるところから始めたいと思います。

Q:今ミス日本の受賞を1番先にご報告したいのは誰でしょうか?

A:母です。私は7年前から伝えるという仕事をしていきたいと考えてきました。

勿論うまくいかなかったことが殆どでした。

今日やっと胸をはって、母に「目指してきて良かった」と言えます。

Q:オリンピック、パラリンピックの記念すべき年に選ばれました。注目している競技などはございますでしょうか?

A:女子サッカーが1番楽しみです。女子サッカーはスポーツ界で、女性の活躍を一気に有名にした競技だと思っています。

私がちょうど中学生だった頃に、なでしこジャパンがとても活躍されていました。

「格好いいな」「こんな女性になりたい」と思うようになりました。

Q:どうしてミス日本に応募されたのでしょうか?

A:ミス日本の活動は、今日からがスタートだと思っています。

ここから先1年間、さまざまな場で社会貢献することができます。

そんなコンテストにとても共感を持ちました。

Q:将来は、どんな道に進みたいですか?

A:前提として、学生時代、私が今も頑張っているキャスター活動は続けます。

そして、キャスターやアナウンサーという枠にはとらわれずに、伝えるとういう仕事を、もっともっと磨いていきたいと思います。

Q:目標とする人や理想の女性像はありますでしょうか?

A:私の尊敬する人は跡見花蹊さんです。

私は跡見花蹊先生の作った中学校で育ちました。

学問は勿論ですが、花道や茶道、日本の心に触れるような教育を沢山うけました。

そこで学んだ感性が、今の私に繋がっていると思います。

Q:差しつかえなければ学校名などを教えていただいて良いですか?

A:跡見学園中学校です。

Q:美の秘訣、日常、気をつけていることなどは何かありますでしょうか?

A:よく食べて、よく動くことです。

動く事に関して、私は特に海に触れることが大好きです。

例えば、今の時期は泳げないですが、週末はサーフィンをします。

夏は週2回くらい海に行って、泳ぐことで体を動かします。

Q:ミス日本を受賞すると、社会貢献活動や法的行事など数多くの出演があります。

何かやっていきたいことや、楽しみな活動はありますでしょうか?

A:来月行われる豆まきに参加することが楽しみです!

豆まきといった日本の伝統文化に触れて、それを伝える仕事が私の1番やっていきたい

活動です。

Q:今の質問と被るかもしれませんが、ミス日本を受賞して何かやってみたいことはありますか?

A:勿論、日本の伝統文化は伝えていきます。

また、私は東京日本橋で育ったので「地元日本橋の活性化の力になれればなぁ」と、いつも思っています。

私は、このようにかしこまっているのが、自分で見ても笑っちゃうような江戸っ子です。

Q:ミス日本のファイナリスト向けの勉強会では、5ヶ月間にわたって教養を磨いてまいりましたが、いかがでしたでしょうか?

A:ミス日本のファイナリストに選ばれた時に、最初に考えた事は「どういう風な女性がミス日本なんだろう?」や、「どういう風になればミス日本らしくいられるのかな?」という事でした。

悩んでしまった時期もありましたが、毎月たくさんの分野の先生方が私たちに知識を与えてくれました。

そして、一緒にここまで頑張ってきた12人のファイナリストたち。

そのみんなは、「私は私らしく自分のやりたいと思ってきたことを自由に発信していいんだ」という自信をつけさせてくれました。

特に勉強会で印象に残ったのは、自分の生き方についてです。

どういう風に生きたいのかというのを言葉にして、体全体を使って言葉にして伝えるという授業がありました。

なかなか言葉にするだけじゃ伝わらないというのを、涙ながらに痛感しました。

そこで思ったのが、私の1分間の自己PRで話した事です。

「心から思っていないと、それは伝わらない」というのを実感した講義でした。

『心から伝える』という事をモットーとして、常に胸に留めておきたいと思います。

Q:プロフィールにて、考古学専攻を確認しましたが、その学部へ進んだ動機や、考古学にかける思いなど、自由にお話しください

A:中高生時代から日本史を学ぶことが好きでした。

日本史を学ぶといっても、文献から学ぶ日本史学と考古学があります。

私は考古学の文献だけではなくて「自分の手で答えを見つけ出して自分の目で確かめる」ーそんな学問にとても惹かれました。

私は現在大学3年生です。

来年の卒業に向けて、卒業研究を進めているところです。

テーマは「関東地方における人物、はにわについて」です。

はにわというと、「なんでそんなこと勉強してるの?」というふうに思われるかもしれません。

しかし、とても面白いので、はにわの楽しさも、お伝えできればなと思います。

Q:結構緊張されてましたか?

A:とても緊張しました。名前を呼ばれた時から、壇上に上がり、終わるまで、夢を見ているようでした。

緊張よりも、「これは本当なのかな?」「また夢を見ているんじゃないか?」というふうに思っていました。

しかし、このカメラを前にして、やっと緊張感が戻ってきました。

Q:結構、暑いですね。

A:暑いですね、こんなライトに浴びることは滅多にないので(笑)

Q:1人だけ照らされていますね。

A:お恥ずかしい(笑)

Q:先ほど授賞式でも言ってましたけど、おかあさんは見付かりましたか?

A:スポットが明るくなってから、やっと手を振ってくれたので、見つけられました。

Q:その時は安心しましたか?

A:そうですね、でも顔を見るのは、ちょっと、泣いちゃいそうだったので見ないようにしました。

Q:将来の夢がアナウンサーということですが、何かアナウンサーとしての活動はされていますか?

A:昨年までBSフジ学生キャスターで、BSフジニュースを全国放送で、半年間お伝えしました。

Q:ニュース番組がやりたいですか?

A:勿論ニュース番組も興味あります。報道に携わり、皆さんの毎日の、お役に立つという事は、とてもやりがいのある事だなと思います。

ただ、自分でその場所へ行ってリポートするお仕事にも興味があります。

そこで、学んでいる考古学の知識をいかせたらいいなと思っています。

Q:例えば、どんな取材に行きたいですか?

A:歴史番組に興味があります。

私は日本をフィールドに勉強しているため、色々な、まだ知られていないような日本の歴史があるところに行きたいです。

そこで、「こんなに興味深いんだよ」というのを楽しく視聴者の皆さんにお伝え出来たら良いなと思います。

Q:お待ちしております。

A:よろしくおねがいします。

Q:今日の衣装で何か、お気に入りのものはございますか?

このドレスは先生が選んでくださったものです。

フリルがとても印象的でした。

最初これを見た時は「私にこれが着こなせるのかな」と心配だったのでした。

特に肩を下げて、ここがでるドレスなので、肩を下げて胸をはって歩いたつもりです。

Q:今って受賞の実感ってありますか?

A:カメラのみなさんを前に、やっと緊張感が戻ってきました。

ただ、まだやっぱり気持ちがフワフワしています。

Q:アナウンサー志望なら、この数のカメラに慣れないといけないですね。

A:1つのカメラを見るのは慣れてきたと思いますが、こんなに沢山は(笑)。

今日は同時にミス日本としての責任を感じているので、緊張感はなおさらです。

Q:好きな食べ物と、好きなレストランを教えてもらえますか?

A:私はお魚が大好きです。

よく小さい頃、父と一緒にお魚を食べに行く旅行をしていました。

私も今でも、それが大好きです。

この前、お魚を家で焼いてみようと思ったんですが、失敗しちゃいました。

しかし、今日は出来ないので、明日からお魚を焼こうかなと思います。

お魚好きとして!

Q:アナウンサーを志望した1番のきっかけを教えてください。

A:私は、自分の声や話し方に自信が無かったです。

そこからアナウンススクールに通い始めたのが、1番のきっかけです。

その後、学生キャスターのオーディションを受け、運良くチャンスを頂けました。

そこで、全国放送の生放送でニュースをお伝えしていく経験をしました。

それが「このお仕事を一生かけて磨いて行こう」と決心したきっかけです。

Q:アナウンサー志望ですが、報道ではなく例えばバラエティに抜擢されたらどうしますか?

A:バラエティのお仕事も是非やってみたいなと思っています。

Q:例えばどんなバラエティですか?

A:私は、色々なものに何でも体当たりで挑戦してく様な性格です。

ミス日本としての自覚は忘れず、体当たり企画も良いと思います。

「ミス日本もこんなことをやるんだ」と皆さんがビックリするような事もしたいと思います。

Q:ミス日本グランプリとしての意気込みをもう一度お願いします。

A:これまで私が、日本文化に触れたり伝えることの活動を通して、感じた事があります。

「伝えるということは心から思っていないと本当に伝わらない」ということです。

ミス日本として、これから沢山の人々や、物や場所に触れる機会があると思います。

「どんな場にいっても耳を傾け、じっくり、心から会話を交わす」という思いを忘れず、ミス日本として精進してまいります。

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