「TOKYO KNIT」凱旋イベント開催

  東京ニットファッション工業組合(以下、TKF ※1)では、平成 29 年度より東京都特別支援「チャンスをつ

 かもう 2020 プロジェクト」(※2)を得て、「TOKYO KNIT」ブランドを構築し、品質と技術を保証するブランド

 認証制度(※3)を導入するなど、ニット産地としての東京の付加価値向上に取り組んでまいりました。

 この度、TOKYO KNIT ブランディングの一環として、2020 年 1 月にイタリア・フィレンツェにて開催された。

 PITTI IMMAGINE UOMO 97 に出展し大盛況のうちに終了した成果を基に、東京での凱旋イベントの開催が決定しました。

(※1)東京ニットファッション工業組合

 ニット生地並びに製品の製造業を営む中小企業者の経営の改善発展、安定、合理化を図ることを目的と

 し、昭和 24 年に中小企業等協同組合法の下、正式に法人格を持つ団体として発足。昭和 61 年に現在

 の名称である「東京ニットファッション工業組合」と改称、現在約 200 社の組合員を擁する組織。

(http://www.tkf.or.jp /)

 (※2)東京都特別支援「チャンスをつかもう 2020 プロジェクト」

 各業界における中小企業組合等や中小企業グループが、団結して取り組む業界の活性化に向けた取り組み

 に対し、人的・財政的支援をすることで、業界等の発展を図っていく東京都の事業。平成 29 年度から、業界

 再生や活性化のモデルケースとなる先進・成功事例を創出するための特別支援を実施。

 (※3)TOKYO KNIT ブランド認証制度

 東京ニットファッション工業組合では、「技術のブランド化」をテーマに、組合員企業の中で、一定の認証 基準を満たす企業を、有識者による認証審査委員会(水野誠一委員長)の審査により「TOKYO KNIT」ブランドの認証企業として認証しています。現在、28 社が認証されています。認証企業の一覧に ついては、別添の「TOKYO KNIT ブランドブック」「認証企業一覧表」およびブランドサイト

 (www.tokyoknit.jp /)をご参照ください。

◆「TOKYO KNIT」PITTI UOMO 出展凱旋イベント 日程

日程:2020年2月10日(月) 15:00~17:00

会場:ifs 未来研究所サロン(東京都港区北青山 2-3-1 伊藤忠ガーデン 2 階) 実施内容:

・PITTI IMMAGINE UOMO 97 での凱旋報告(映像の上映) ・「日本のニットの未来」をテーマにしたトークショー

登壇者:ANREALAGE 森永邦彦氏(「TOKYO KNIT」2020 F/W コラボデザイナー)、 元エルメス副社長 齋藤峰明氏(「TOKYO KNIT」サポーター)

・「TOKYO KNIT」×「ANREALAGE」2020 F/W コラボ商品の代表作及び 技術PRサンプルの代表作の展示

「TOKYO KNIT」 品質・技術コレクションとは

   “東京に蓄積するニットの技を、次世代へ“をコンセプトに、TKF の製造事業会社 24 社が参加し、各 社の技術力と開発力をいかんなく発揮して製作したパーカー、及び長袖 T シャツ 計 22 点を出展。 多様化する現代ファッションのニーズに柔軟かつ意欲的に取り組み、大手アパレルから新興する若手

 クリエイターまで幅広い顧客からの難題を乗り越えてきた、TKF の“底力”を示しました。

 「TOKYO KNIT × ANREALAGE」 カプセルコレクションについて

   TOKYO KNIT と ANREALAGE デザイナー森永邦彦が出会い、互いに創発することで生まれた 9 つの カプセルコレクションを展開。TOKYO KNIT の作り手たち各々の発想・技術・こだわりと、デザイナー森永

 邦彦の既成概念に捉われることのない感性・類まれなる創造力は、高次元でのコラボレーションを実現し、

 現在の東京だからこそ表現可能なコレクションを創出しました。

 ANREALAGE は今回が PITTI IMMAGINE UOMO 初出展となりました。

 TOKYO KNIT について

  東京にしか創れないニットの未来を世界に発信する、それが私たちのミッションです。

 TOKYO KNIT は、東京の東部、墨田区本所界隈を中心に事業を展開しているニットファッション

 製造事業者が、次なる時代のファッション産業のあり方を目指す、新しいものづくりのプラットフォーム

 です。東京のニット産業の歴史は江戸時代に遡ります。鎖国状態にあった当時の日本は、多くを国

 内生産に頼る必要があり、戦国時代の終焉とともに訪れた泰平のなかで、武士は刀を捨て、新たな

 仕事に従事することを迫られました。江戸東部に住んでいた武士は、手編みにより靴下や下着といっ

 たメリヤス製品を作るようになり、それが徐々に進化し、明治時代の殖産興業政策によりこの地はニ

 ット産業発祥の地となったのです。戦後、ファッション文化の中心となった東京には、

 多くのデザイナーがアトリエを構え、流通、小売業者も急増。さらに 1970 年代以降には、東京発

 のデザインが世界でも高く評価されるようになり、東京のニットメーカーはカジュアルからハイファッション

 まで、幅広いクリエーションに携わることになりました。東京のニット産業には、歴史と経験に基づく確

  かな技術力とともに、世界を刺激し続ける東京ファッション独自の創造力を支えるフレキシブルな思

 想が根付いているのです。(http://www.tokyoknit.jp /)

ANREALAGE について

    「神は細部に宿る」

 デザイナー森永邦彦。1980 年、東京都国立市生まれ。早稲田大学社会科学部卒業。大学在学中 にバンタンデザイン研究所に通い服づくりをはじめる。2003 年「アンリアレイジ」として活動を開始。 ANREALAGE とは、A REAL-日常、UN REAL-非日常、AGE-時代、を意味する。2005 年東京タ ワーを会場に東京コレクションデビュー、同年ニューヨークの新人デザイナーコンテスト「GEN ART 2005」 でアバンギャルド大賞を受賞。2011 年、第 29 回毎日ファッション大賞新人賞・資生堂奨励賞受賞。 2014 年よりパリコレクションへ進出。2015 年フランスの「ANDAM FASHION AWARD」のファイナリス トに選出される。2017 年パリコレ以降の作品を展示した「A LIGHT UN LIGHT」展を国内で開催し、

 LA 及びサンパウロの JAPAN HOUSE にて巡回展を開催、また、ポンピドゥー・センター・メッスやロスチャ イルド館、森美術館での展覧会へも参加している。2019 年フランスの「LVMH PRIZE」のファイナリスト に選出。2019 年度第 37 回毎日ファッション大賞受賞。2020 年1月「TOKYO KNIT」とコラボしたカ プセルコレクションを PITTI UOMO で発表。2020 年 1 月日本人デザイナーではじめてミラノで FENDI

 とコラボラインを発表した。

(http://www.anrealage.com /)

◆PITTI IMMAGINE UOMO 97 (2020A/W)実績

 日程:2020 年 1 月 7 日(火)~2020 年 1 月 10 日(金)

 会場:Fortezza da basso / Padiglione Centrale

商談件数:132件/4日間 イタリア・米国・フランス・ドイツ・日本など世界有数のバイヤーとの商談の契 機が生まれた。

2 階 H/4-10(約 77.5 m²)

 <当ブース来場者数など実績>

 当ブース来場者数:2,670 人(バイヤー・プレス含む)/4 日間

 ※PITTI IMMAGINE UOMO97 全来場者の約 10%が当ブースに立ち寄った。

 アンケート取得数:211 通/4 日間

 ※当ブース来場者の約 10%が熱心にブースを見て、アンケートに答えてくれた。

 <カクテル&プレゼンテーション主な来場者>

 1 月 8 日 11 時~12 時@当ブース

 海外主要ファッションメディア記者及びインフルエンサー:約 80 人

<反響>

 「東京にこんなものづくりのできるニット産地があるとは知らなかった」「とてもクールでイノベイティブだ」「職人 技とテクノロジーを駆使した仕上げにとても魅力を感じる」「アイテムを絞り、黒に統一してプレゼンしている ことが、それぞれの素材の特徴や縫製の技を際立たせている」「技術のベースの提示と、それを ANREALAGE の森永氏のクリエーションが加わって、どう昇華させたかがわかって非常に面白い」・・・等の声が寄せられました。

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